企業の名前の由来

北海道や南関東の方には馴染み深いイトーヨーカドー。
その社名の由来を勝手に
「伊藤さんが洋菓子店を営んでいたことから”伊藤洋菓堂”ってつけたんだろうな」
と思っていましたが、
実際のところは、
現名誉会長・伊藤雅俊の母親・伊藤ゆきの弟にあたる吉川敏雄が東京市浅草区(現:東京都台東区浅草)に「羊華堂洋品店」を開業したのが始まりと知って驚きました。
洋菓子屋じゃなくて洋品店だったなんて・・・。

「ブリジストン」は、最初創業者の姓「石橋」の英語直訳
「ストーンブリッジ」としようとしたけど、
言いにくいので「ブリジストン」にしたというのは有名な話ですが、
良く考えてみると、企業の名前の由来って知ってるようで知らないんだなと思い、
調べてみました。

まずはいつもお世話になっているyahoo!。
これは「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」
(少し気の利く階層的でおせっかいなデータベース)
の単語の頭文字をとってつけたことによると言われていますが、
創立者のファイロ氏とヤン氏は、
自分たちは「ならずもの」であると考えているので、
「粗野な人」という意味がある、
ガリヴァー旅行記に登場する野獣の名前、
「Yahoo」という言葉を選んだと言っているようです。

お次も良くお世話になっているGoogle。
こちらはなんと、「googol(10の100乗)」という言葉をつづり間違えたためのようです。

そしてHMV。
じつはこれ、意外なことに、
Victorのマークになっている蓄音機に耳を傾けている犬から来ているようなんです。

この犬は実在し、その名を「ニッパー」と言いました。
最初、イギリスの風景画がであるマーク・ヘンリー・バロウドが
ニッパーを飼っていましたが病死してしまい、
その後弟であるフランシス・バロウドが引き取りました。
ある日、たまたま家にあった蓄音機でお兄さんの声を聞かせたところ、
蓄音器のラッパの前で耳を傾け、
まるで懐かしい主人の声に聞き入っているようでした。
その姿をフランシスが絵にかきタイトルを「HIS MASTER’S VOICE」とつけました。
そしてこの「HIS MASTER’S VOICE」の単語の頭文字をとったのが
「HMV」となったようです。

スターバックス
小説「白鯨」の航海士の名前「スターバック」から取ってつけたようです。
ちなみにロゴマークの中心に書かれているイラストは、
ギリシャ神話の「サイレン」という人魚らしいです。

楽天
織田信長が行った経済政策の「楽市楽座」の「楽」と、
「楽天的」の「天」を組み合わせたのが由来だそうです。
単に「楽天的」から取られたわけじゃなかったんですね。

ドコモ(DoCoMo)
「Do Communications Over The Mobile Network」の略だそうです。
さらに、「どこ(で)も話せる」という意味も込められているようです。

au
なんと日本語の「会う・合う」をシンプルにローマ字書きにしたんだそう。

ソフトバンク
孫社長が「ソフトウェアの銀行」を目指したところからつけられたそうです。
ちなみに、ソフトバンクのロゴについている「=」にも意味があって、
孫社長が尊敬する坂本竜馬率いる海援隊の旗のデザインからつけているそう。

ここにあげたのはほんの数社だけでしたが、
調べてみると意外な事実を知ったり、
「え、そんな理由で?」というようなつけ方があったりで、
けっこう楽しむことができました。

気になった社名を調べてみるの、ぜひおススメですよ!

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