娘が入院している間に学校との話し合いも進めていました。
娘の担任は新採用で教師になりたてのK先生(♂)。なりたてとはいえ、若いのにとてもしっかりしていて娘もK先生のことが大好きです。
先生は娘のことをとても心配してくれていて、初めての教師生活でいきなりこんな案件を抱え込ませてしまって何だか申し訳ない限りです。
某日、小学校で娘の病状と学校生活でのサポートについての話し合いが行われました。
学校につくとK先生は既に玄関で待っていてくれて、会議室での話し合いには他に教頭先生と養護教諭も参加し、4人での話し合いとなりました。
まずは、娘の病状を説明します。
Ⅰ型糖尿病であること、今はすっかり元気になり、自分でインスリンを打てるようになったこと、早く学校に行きたがっていることを話しました。
そして学校でのサポートとして、血糖値を計ったりインスリンを打つ時の場所の確保、低血糖時の対処法、また授業中でもトイレに行くかもしれないことや補食をとる場合があることなどをお願いしました。
正直、ネットで調べていると、学校側が責任を取れないということで親がインスリンを打ちに行かなければならなかったり、受け入れに消極的だったりする場合があるみたいなので、どこまで受け入れてくれるかなと不安だったのですが、運のいいことに、他の学年にもⅠ型糖尿病の子がいますと教えられ、さらには挨拶しに来てくれた校長先生も「私もⅠ型糖尿病なんですよ」と話してくれ、全面的に受け入れてくれたので安心することができました。
学校側からは、娘の病気のことは他の生徒に話しても大丈夫か聞かれ、「はい、大丈夫です。むしろ、何かあった時に他の子達にも助けてもらわないといけないかと思うので、みんなには知っておいて欲しいです。」と話しました。
結果、退院したらクラスのみんなに娘の病気のことを説明する時間を朝の会のときに作ってもらえることとなりました。
学校側の対応には本当に感謝です(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)。
学校との話し合いが終わると、退院までに子供たちに説明する際の資料を作らなければなりません。
資料作成にはじっくり時間をかけたい派(単にWordが使えない)なので、さっそく作成に取りかかります。
とはいえ、どんな風に作ったらいいのか検討もつかないので、ネットであれこれ調べます。
子供たちに分かりやすく糖尿病について説明するにはどうしたらいいか、どんなイラストを使ったら見やすいか、いくつか参考にさせてもらい、何日もかけて作成しました。
漢字にも気をつけなければいけません。平仮名ばかりでは読みにくいため、ある程度の漢字を入れ、まだ習っていない漢字は調べてルビをふりました。
PTAの役員以来にWordを駆使します。文章を打つ以外ほぼ使い方が分からないので、ネットでWordの使い方を調べながらやります。人の何倍もかかっていることでしょう(^_^;)))。
昼間はパートと病院への洗濯物運び、夜は資料作りの日々が続きます。
娘からはあいかわらず食べ物のことに関するLINEがきます。
退院したら食べたい物と行きたいお店、旅行先で食べに行きたいお店などたっぷりある時間を使い、調べまくっているようです。
入院中は何度かオンラインで授業にも参加することができました。
ただ、部屋でやらなければならないので声を出すことができず、何か発言したいときは紙に書くしかなかったようです。
こんな時代でなければ、先生やお友達がお見舞いに来てくれたりしたのかなぁ・・・(・ε・` )。
ある程度全てが落ち着き退院の目処がたってくると、気になるのはお金の話💴。
そう、入院費です!
こども受給券があるとはいえ食事代は別、いったいおいくら万円かかるのか?と気にしていたある日、パート中に病院から電話がかかってきました。
病院からの電話には少なからずドキッとしてしまいます。娘に何かあったのではないか?と。
なので、仕事中とはいえすぐに電話に出てみると、「2月分(19日~28日)の入院代の請求書が出ましたので都合のいい時に会計をお願いします」とのこと。
おそるおそる「おいくらでしょうか?」とたずねてみると、「5960円です。」と言われ、数万円を覚悟していた私は「すぐに払いにいきます!」と返事しました。
差額ベッド代がなくってホントに良かった~・゚・(ノ∀`)・゚・。
さらに、吉報は続きます。入院生活も間もなく1ヶ月となる頃、ようやく退院の日が決まりました!
少しでも学校に行けるようにと3月17日(金)に退院することとなり、この日はおっとちゃんも仕事がお休みなので一緒に迎えに行きます。
退院するにあたり、家でのインスリンの打ち方やリブレの交換方法を教わります。
そして3月分(1日~17日)の入院費3402円(安っ😮)を払ってついに退院です!
おめでと~🎊!!
こんなに長い間離ればなれになったことなんてなかったからさびしかったよね、よく頑張った~(*>∇<)ノ。
その日の内に、退院の報告のため娘と一緒に学校へ顔を出しに行きます。
担任のK先生は泣きそうになるくらい娘の退院を喜んでくれました(*T^T)。
あと数日ですが、よろしくお願いしますと挨拶し、学年があがり担任が代わっても情報は共有しておきますと学校側も話してくれ、週明けの20日(月)に子供たちには朝の会の時間を使って娘の病気のことを説明することになりました。
やっと家族揃っての生活が戻ってきました☺️。