昨晩の眠前より今朝の血糖値が高いのは『暁現象』なのか『ソモジー効果』なのか

昨日の娘の眠前血糖値が珍しく『82』と低目でした。

いつもなら200前後なので、

「ちょっと低いな・・・、夜中に低血糖を起こさないかな?」

と不安を感じました。

しかし今朝測ってみると意外や意外、150と昨夜の眠前よりも高いのです。

まだ何も食べていないのにどういうことだろう?と思い、娘がⅠ型糖尿病を発症し退院したその日から書き続けたノートを見直してみました。

ノートには、

  • 血糖値(採血&リブレ)
  • インスリン注射の種類と量
  • 食べたもの

を書き残すようにしています。

うーん、時々書かれていないところがあるなぁ・・・(=_=)というのはこれから気を付けるとして、今まで眠前よりも翌朝の血糖値が高いということはありませんでした。

不安に思い調べてみると、

『暁現象』と『ソモジー効果』

というワードが出てきました。

暁現象とは

「暁」とは、東の空が白みはじめる頃をさします。夜間の血糖変動を見ていくと、暁、すなわち深夜3時頃から朝方にかけて、血糖値が自然に上昇していくことを「暁現象」と呼んでいます。これは1979年、シュミットらが1型糖尿病の夜間の血糖値の推移を観察して報告した現象で、インスリン拮抗ホルモン(血糖値を上昇させるホルモン)の日内変動が関係しています。特に成長ホルモンの影響が大きく、成長期に多いとの報告もあります。

「寝る子は育つ」と言われるように、成長ホルモンは夜の早い時間帯に分泌のピークがあります(図1)。それが、3~5時間の時間差で血糖値を上昇させるのです。すい臓からのインスリン分泌が不足している2型糖尿病でも、暁現象が見られることがあります。

『糖尿病サイト ペンといしょに』より引用

ソモジー効果とは

「ソモジー効果」とは、インスリン療法を行っている患者さんで、低血糖の後に反動的に血糖値が上昇する現象です。「ソモジー効果」のソモジーは発見者の名前です。

低血糖状態では、カテコールアミン(ノルエピネフリン、エピネフリン)やコルチゾールなどのインスリン拮抗ホルモンが分泌され、その結果、高血糖となります。夜間に低血糖が生じた場合は、早朝に血糖値が上昇します。例えば、朝目覚めたら血糖値が高く、かつ汗をかいており、なんとなく体がだるいというのはソモジー効果かもしれません。

ただし、カテコールアミンやコルチゾールなどのインスリン拮抗ホルモンが不足していたり、反応が悪いとソモジー効果はおこりにくくなります。

『糖尿病サイト ペンといっしょに』より引用

この二つを見分けるには深夜3時ごろの血糖値を測ると良いそうで、

・この時間帯に低血糖が見られなければ『暁現象』

・低血糖を起こしているようなら『ソモジー効果』

ということのようです。

ゆうべ娘が寝ている間にリブレで測れば良かった!

まだまだ糖尿病に関して知らないことがあるんだなぁ・・・。

血糖値が低いからと喜んでいたけど、うかつに喜ぶのではなく、きちんと糖尿病について勉強して娘の命と健康を守らなければと思い知らされました。

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