なぜサッカーは手を使ってはいけないのか?

日本代表ワールドカップ決勝トーナメント進出おめでとう!

今までなんの疑問も持たずにサッカーを観戦していますが、みなさん、一度は思ったことはありませんか?

「手を使えばもっと点を取れるのに」なんて。

そもそもなかなか点が入らないので「コート半分の広さにすればいいじゃん」とか、「あんなに走ったら大変なんだから、時間も短くすれば?」と思うのは私だけでしょうか?
バスケのようにとまではいかずとも、もう少し点が入りやすかったらドキドキの試合展開になるのにね。(意見には個人差があります)

6月19日の対コロンビア戦でCサンチェス選手がハンドをしてしまい、一発退場になってしまいました。これにより10人で戦うことになってしまったコロンビアは日本に敗れてしまいました。

サッカーで手を使ってはいけない理由を知っていますか?

ではなぜサッカーで手を使ってはいけないのでしょうか?

この質問をおそらくサッカーのことなら何でも知っているであろう元日本代表現熱血サッカー解説者の松木安太郎氏に聞いてみると、

「何ででしょうね?ちょっとビックリしたな、それ。
手を使えないのがサッカー。
あまりにもの質問だな。」

とわからない様子。

高校時代にサッカーをやっていたというあの芸人さんは

「悪い捕らわれの身の方々が編み出したスポーツです。手錠をかけられた人たちが、足は自由でした。」・・・・ナインティナイン岡村隆史氏談

と想像していました。

なるほど、手を使えない=手錠をかけられた人たちが、例えば運動不足を解消するためにやっていたことが始まり…のような気がしないでもありません。

しかし、真実はそうではありませんでした。

サッカーで手を使ってはいけないのは
「手を使っていいことにすると殴るから」

なぜサッカーは手を使ってはいけないのか?

その答えは

「サッカーは手を使っていいことにすると殴るから」

という何となくわかるようなわからないようなものでした。

日本福祉大学スポーツ科学部教授の吉田文久氏曰く、

サッカーはもともと手を使っても良かったのだそう。

サッカーの起源はその昔、イギリスで行われていたモブフットボールだと言われています。
約80年前のモブフットボールは1つのボールをとてつもない人数の人たちが奪い合っていました。

人数制限はなく、十数人~数百人で行われるものもあり、チーム編成は「街vs街」や「山側の人vs海側の人」など様々。「海チーム」は海の中に、「山チーム」は山の中にゴールを設定し、そのゴールにボールを持ち込めば勝ちというどちらかというと今のラグビーのようなものでした。

しかもフィールドの大きさは町や村全体がコートになっていて、場所によってはゴールからゴールの距離が数十m~数㎞離れていたことも!

このことを教えてもらった松木安太郎氏は

「あら!旅行になっちゃうね、それ。」

と言っています。

80年前の映像を見てみると、確かにボールを追って大勢の男たちが街や川を走り回っています。しかし、1つの小さいボールを実際に追いかけられるのは数十人ほどで、残りの人はただの移動になっているように思われます。
たしかに旅行とは言わないまでもちょっとしたハイキング気分の人たちも中にはいたかもしれません。(意見には個人差があります)

しかも、男たちはたった1つのボールを激しく奪い合っていました。
当時は手を使ってもよかったため、殴ったり蹴ったりなんでもアリの状態。激しくボールを奪うため、けが人が続出し大問題に。

そこで、1863年、フットボール協会が設立され、ルールを制定したときにボールを手に持って走ることを禁止することにしました。

その理由には「ケガ人を減らす」ということがあったのです。

しかし、それでは面白くなくなると異論を唱えるものたちが現れました。
やはり、手を使って奪い合いたい!という人たちもいたのです。

その人たちが作ったのが…

そう!ラグビーなのです。

つまり、
モブフットボールから手を使いたくない人たちがサッカーを、
手を使いたい人たちがラグビーを誕生させたのです。 

そのため、フットボールと区別するために、ラグビーは今も「ラグビーフットボール」と言われているのです。

一通りの説明を聞いた松木安太郎氏は
「なるほどね。サッカーという競技だけだと思うんだよね、フェアプレー旗っていうのがあるの。(注:フェアプレー旗 フェアプレー精神でプレーすることを宣言するため、各試合が始まる前に掲揚される)
ってことは、やっぱりもともとサッカーってそういうなんでもアリのところから来たからたぶんフェアプレー旗っていうのがいまだにあるんじゃないかな。だって、他の競技『フェアプレーしましょう』ってあんまりないでしょ。どうですかね?」

と納得した様子。

ちなみに、モブフットボールの「モブ」とは「暴力的」とか「暴れる」という意味があるそうで、モブフットボール(暴れる群衆がするフットボール)から暴力性を取り除いたのが現代のフットボール(サッカー)なのです。

いかがでしたか?なぜサッカーは手を使ってはいけないのかという疑問を持つことなく見ていたサッカーでしたが、調べてみると手を使ってはいけない理由だけでなく、サッカーとラグビーの派生理由まで知ることができました。何となくコートが広い理由もね。

これからサッカーを見るときに、「手を使えばもっと点を取れるんじゃない?」なんて聞かれたときには、「昔は手を使っても良かったんだけど、それだとけが人が続出し、大問題になっちゃうんだよ。それに手を使いたきゃラグビーやればいいんじゃない?」と教えてあげましょう。

次回ベルギー戦、日本代表がんばれー!!

「チコちゃんに叱られる」6月8日放送分より

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