先日、娘の小学校で芸術鑑賞会がありました。
例年であれば、劇団がやって来て演劇を見せてくれるのですが、
今年はなんと中国雑技団。
しかも「変面」で有名な川劇が見られるというので、
おっとちゃんと一緒に参観してきました。
保護者も観劇料金600円を払えば見られるんです。
公演団体は中国民族大黄河雑技団さん。
中国には沢山の雑技団があり、世界中を回って公演しているようですが、
中国大黄河雑技団さんは日本において設立された雑技団のようなので、
日本国内で公演しているようなんです。
そういや、子供の頃温泉に入りに行くと、
そこのホテルで雑技団ショーとかあったなー。
ホテルに数ヶ月滞在して公演を行っていたようで、
見たことなかったけど…。
さて、公演内容ですが、
最初に出てきたのは中国獅子舞。
これは日本の獅子舞とほとんど同じで、
姿形が中国風になっているだけのようでした。
獅子舞に頭をパクってしてもらうと健康でいられるとか、
勉強ができるようになるだとか、そんなところも日本と一緒でした。
獅子舞がステージから降りてきて頭をかもうとすると、
まるで「8時だよ!全員集合」の客席の盛り上がりのようなカオスな状態となり、
頭をかんでもらおうとする生徒たちが獅子舞の側で必死にアピールしていました。
一通り子供たちの周りを回った後獅子舞は下がっていき、
次なる演目は私が一番楽しみにしていた「変面」。
袖や扇子などで顔を隠した一瞬の隙に仮面が変わっていくというので、
今か今かと待っているのですが…、なかなか焦らしますね。
顔を隠した!と思ってもまだ変わらないので「もう(# ̄З ̄)!」と思っていると、
次の瞬間に一瞬で仮面がかわっていてビックリ!!
しかも、ステージから降りてきて子供たちの目の前でもその技を見せてくれたんです。
目の前で見てもその早技にただ驚くばかり。
その技は一子相伝の秘伝とされ、
中国では第一級国家秘密とされているそうです。
一瞬で仮面が変わるだけでもスゴいのに、
脱いだ仮面をまたかぶっていてさらにビックリ!!!
ネット全盛期のこの時代、調べると変面の秘密を知ることもでき、
もはや国家秘密でもなさそうなのですが、
いやいやそうは言ってもやはりスゴい技であることには間違いありませんでした。
仮面が全部脱げたら、キレイなお姉さんの顔が出てきましたよ。
お次は高々と積み上げた輪を宙返りやバク転でくぐり抜ける、
躍動感に満ちた『ツバメの輪くぐり』。
最初は低い位置からなので、
それぐらいならできるかもと思ってしまうほどでしたが、
一段一段高くなるにつれ、
いやいやそれは無理でしょ(ヾノ・∀・`)!とつっこみたくなる高さに。
2.5mの高さの輪をロイター板も使わずに、
しかもそこをバク転でくぐるっていうのだから、
にわかには信じられません。
成功率は39.5%と言っていました。
半信半疑で見ていると、一度目はひっかかってしまい失敗。
しかし、二度目では見事に成功していました。
中国雑技団、スゴいです恐るべしです。
その後は帽子ジャグリング、皿まわし、
なんでこんな方向に体が曲がるの?と思ってしまう柔軟の技『柔術』、
足で机や大きな壺を回す『机回し・壺回し』などを披露してくれました。
どれもこれも人間離れした技ばかりで、
きっとここまで来るのに必死で修行をしてきたんだろうなと思ってしまうほどでした。
ってか、どうすればあんな方向に体が曲がるのだろうか…(-“”-;)。
大盛り上がりで終了した中国雑技団の公演でしたが、
子供たちの反応がホントに「八時だよ!全員集合」の客席状態で、
何とも楽しい時間を過ごすことができました。
もしお泊まりしたホテルで雑技団のショーをやっていたら、
見に行くことをオススメします(o´・ω-)b。